聖王国シーハーツ。  聖宝セフィラから溢れ出す清らかな水が巡る巫女が治める国。
 その豊かな恵みが生み出す領土を巡って戦争があったのはつい半年前……。  多くの血が大地に流れた。
 人々はその悲しみを越えて今日も生きている……。

 シーハーツとアーリグリフ国境付近の辺境、アリアスの村。
 かつて、両国が争ったとき最前線となり被害を受けた村は、その爪痕を徐々に消しつつあった。

「はっ……、やっ……」
 シーハーツ軍の女性士官の服を着た、夕陽色の短い髪の女性が巻き藁に正拳を放つ。
「はあっ!」
 ざく、と拳がめり込む。威力は十分のようだ。
「…………」
 だが、その紅顔の少年にも似た女性の顔色は冴えない。
「ダメだ、こんなのじゃ……」
 はあ、と嘆息する彼女の名前はタイネーブ。
 シーハーツが誇る精鋭、封魔師団『闇』の二級構成員で、大陸にその名を轟かす女王の名代『クリムゾンブレイド』の 片翼にして隊長『ネル・ゼルファー』の直属の配下。たんに戦闘能力だけならば、隊長であるネルに匹敵する程の実力者である。
 正規の軍人教育を受けずに、市民の庶弟あがりがこれほどの地位まで上がったのはネルの抜擢があったとはいえ異例のことである。
 しかし、待遇面などに置いてはやはり隔たりがあった。 ゲート大陸の中では先進的な考えを持つシーハーツもまだまだ年功序列、貴族優遇の旧態然とした体質があるということだ。
 尤も、彼女はそんな事はあまり気にしてはいなかったが。
 それより……。
「もっと……、強くなりたい」
 緑色の瞳で目の前の巻き藁を見つめながら、拳を握り締めるタイネーブだった……。



雪の様に零れ落ちた冬の日のストーリー



 女神の名を冠した三つの月が輝く静かな夜。
 冬の冷たい空気が世界を覆っている。
 ここはアリアスを治める領主の館。
 領主が戦死した今では軍が接収し、シーハーツ軍精鋭施術部隊、光牙師団『光』の本部となっていた。

 その個室……。
「ええ? 明日、僕と組み手がしたい……って、本気ですか?」
 その青年は読んでいた本から顔を上げた。
 端正な顔が困惑しているのがわかる。
 大きな瞳の色と同じ青い髪がさら、と、僅かに揺れた。

 フェイト・ラインゴッド。
 彼はこの星の人間ではなく、遥か遠い彼方……太陽系第三惑星『地球』から来た青年である。
 FD人の造物主、ルシファーを倒した後、自分の意思でこの星に残った。 今では聖王国シーハーツ、アーリグリフ王国のアドバイザーの様な立場で両国に協力していた。
   今日は光牙師団長のクレア・ラーズバードの要請で凶暴化した魔物を討伐したばかり。 もう遅い為、館に泊まってから明日自宅アパートのあるぺターニに戻る予定でいた。

 ……それが、突然の来訪者のこのお願いである。彼が戸惑うのも無理は無い。
「はい、本気です。お願いします」
 真剣な表情で座ったまま頭を下げるタイネーブ。
「訳は……」
 フェイトはぱたんと本を閉じ、小さなテーブルの上に置いた。
「……私はもっと強くなって、ネル様のお役に立ちたいんです」
 彼女は膝の上に置いた両手をぎゅ、と握り締める。
「何故、ですか?」
「学も施術の素養も無い私を引き立ててくださったのはネル様です。それに、フェイトさんもご存知でしょう?  私は肝心なところでネル様の足を引っ張るような失態を重ねてきました……シェルビーに捕らえられた時や、 ベクレルでの銅の護衛に失敗したこと……」
「…………」
 うつむき加減で悔しげに唇を歪めるタイネーブの顔を無言で見つめるフェイト。
 かつて彼がアーリグリフから脱出した時、変わりに彼女と同僚のファリンが囮となって囚われ、 その後ネルらとともにカルサアで救出したこと、施術兵器サンダーアローの完成の為、 銅鉱をアーリグリフ領内のベクレル鉱山に採掘に行き、その帰りに漆黒団長のアルベル・ノックスに襲われ銅を 奪われてしまったことを彼女は未だに責めているようだ。
 ……自分の実力の無さが招いたと。
「だから、もっと、強くなりたいんです! 誰よりも!」
 顔を上げ、強い口調で決意を伝える。
「……ネルさんは、幸せ者ですね……」
 冷めかけた紅茶の入ったティーカップを手にして、にっこりと微笑むフェイト。
「フェ、フェイトさん?」
 ぱちぱちと翡翠色の瞳を瞬かせるタイネーブ。
「こんなにも、思われているんですから。その心を知ったらきっと喜んでくれますよ」
 フェイトは眼を細めて、まるで自分のことのようにその顔に喜色を浮かべて言った。
「い、いえ、私は……」
 あわあわと顔を赤めて首を振るタイネーブ。
「あはは」
 穏やかな笑みを浮かべ、紅茶をすするフェイト。
「あう……」
 タイネーブは上目使いで彼を仰ぎ見るように。

 その微笑、
 僅かに揺れる青い髪、
 その優しい透き通った青い眼差しに、
 どき、と心が揺れる……。

「…………」
「どうしました?」
 微笑を収めたフェイトが、じっと自分の顔を見つめるタイネーブに問いかける。
「あ、いえ、その……」
「?」
 かあ、と赤面したタイネーブに、フェイトは首を傾げた。
「あ、て、手合わせの方はしていただけますか……?」
 言葉を見つけたタイネーブが答えを聞く。
「ああ、いいですよ、そういう理由なら喜んで。明日、ですね?」
「は、はい、不束者ですが何卒よろしくお願いします!」
 タイネーブは椅子から立ち上がると、快く了承したフェイトに向け頭を深々と下げる。
「ふふっ、いいですよ……」
 また可笑しそうに笑いながらフェイトが口を開いた……。


 零れそうな星空は、静かに空けてゆく。
 それは、新たなる朝の目覚め……。

 そして……、翌朝。

 冷たい朝の空気が世界を包む中、村の郊外で、フェイトとタイネーブの二人が対峙していた。
「よろしく、お願いします!」
 キュッと、と手袋を嵌め直したタイネーブが頭を下げる。
「ええ、お手柔らかに」
 フェイトは軽く屈伸運動をした後で答えた。
「いきますっ……! はっ!」
 バッ、とタイネーブが距離を詰めて双掌打を放つ。
「おっと……!」
 フェイトは直前でバックステップしてひょい、と避わした。
「やっ! はあっ!」
「と、おっと……」
 タイネーブは正拳を何発も放つが、すべて回避される。
「……てあっ!」
 そして、鋭い前蹴り。
 ふわ、とその首に巻いた黒白二色のマフラーが大きく翻った。
「くっ……! てて……、ふう、危ない危ない」
 十字受けでガードしたフェイトはぶんぶんと、蹴りを受けた手を振る仕草をする。
「……フェイトさん!」 
「ん? 何?」
「フェイトさんからも仕掛けてくれないと、意味がありません!」
 頬を膨らましたタイネーブがやや怒ったように言う。
「あ、そうでしたね……」
 頭を掻くフェイト。確かにタイネーブの言う通りである。
「じゃあ、今度は僕から行きますよ!」
 フェイトがぎゅ、と拳を握り締め、ダッシュする。
「リフレクト・ストライフ!」
 タン、とタイネーブの直前でステップし、回転力のたっぷり乗った廻し蹴りを放つフェイト。
「うくっ……」
 タイネーブは何とか後方に下がって避ける。
 しかし……。
「はっ!」
「きゃっ……!」
 次の瞬間、フェイトの鋭いトラース・キックがタイネーブの腹部を見事に捉えていた。
「うっ……」
 ドサリ。
 鈍い痛みが彼女の腹部に走り、そのままゆっくりと弧を描いて後ろに倒れた。
「あっ……!」
 しまった、という表情で足を納め、慌てて駆け寄るフェイト。

「う〜ん……」
 冬の枯れかけた芝生の上に大の字になっているタイネーブ。
「ご、ごめんなさい、僕、つい力が入って……!」
 慌てて彼女を抱き起こすフェイト。
「大丈夫ですか!?」
「……ふふ」
 フェイトの腕の中で、肩を揺らすタイネーブ。
「?」
「やっぱりフェイトさんは、優しいんですね……」
「え?」
「私が弱いから、加減していたんでしょう?」
「ま、まあそれは……うん、加減してた」
 自らの首をこく、と下げる青年。
 その青い髪がさら、と少しだけ揺れた。
「フェイトさん……」
 そんな彼の顔を、潤んだ、まるでエメラルドの様な瞳で見つめるタイネーブ。
「あ……」
「はっ……」
 お互いの視線に気づいた二人は思わず瞳を逸らす。
 ……二人とも、赤面していた。

 ……これまで、お互いの事を意識したことはなかった。
 特にタイネーブは意識の外だった。

 ……見目良い彼の周りには、いつも綺麗な女性が居た。
 ソフィア、マリア、ミラージュ、上司のネルにクレア、同僚のファリン、etc……。

 ……でも、フェイトは誰からの好意も受けとらず、一人で居た。
 そんな彼が……、今、物凄く近くに居る事を意識してしまって、彼女の心音は高まっていく……。

「と、とりあえず、館まで運びますね……」
 照れた様に顔を背けたまま、ひょい、とタイネーブを抱え上げるフェイト。
「よいしょっ……」
「え、あっ……?」
 お姫様抱っこの様な形で抱き上げられた彼女は、一瞬何が起こったのかわからなかったようだ。
「ちょ、歩けますんで……」
「ダメです。お腹にもろに当たった感触がしましたから、無理しちゃダメです……。肋骨とかにヒビが入ってたら大変ですよ……」
 タイネーブを優しく抱きかかえたまま、首を左右に振るフェイト。
「女の子なんだから……。自分の身体をもっと大事にしなきゃ……」
「フェイト、さん……?」
 その言葉に、思わずまたフェイトの顔を見つめるタイネーブ。

 ……自分が女ということはあまり意識していなかった。
 化粧や買い物の類といった女性らしいことは何一つせず、男性兵士の中に混じって日々、鍛錬してきた。 全ては、自分を登用してくれたネル、そしてシーハーツの為。
 それでいい、それだけでいいと自分に言い聞かせてきた。

 なのに……。

 この男性……フェイト・ラインゴッドは、タイネーブを一人の女の子として扱っているのだ。
 そして、今抱きかかえられているようにそれが心地よいものである事に戸惑う。

「ね?」
 困惑するタイネーブに、また彼は微笑む。
 心を蕩かす様な笑み。
「…………」
 タイネーブは赤面したまま、館のベッドに運ばれるまで終始無言だった……。


 領主の館。
「……特に、骨とかに異常は無いですね」
 客室のベッドに寝かされたタイネーブを診ていた、長い銀色の後ろ髪を紫色のリボンで幾重にも束ね、 黒の高級士官服を着た女性……クレア・ラーズバードが立ち上がるとフェイトに告げる。
 彼女はここアリアスに駐屯するシーハーツ軍施術部隊、光牙師団『光』の隊長である。
 多少は医療の心得と経験がある為、彼女を診てみたのだ。
「そうですか。よかった」
 フェイトはほっとしたような表情で胸を撫で下ろす。
「全く無茶するねえ、タイネーブ。ファリンとの二人がけでも私に適わないんだ。 鍛錬とはいえ、フェイトに一人で挑むなんてまだ早いんだよ」
 ドアの傍にもたれかかる、赤毛の女性が腕組みしたまま息を付く。
 ネル・ゼルファー。タイネーブの上司にして、封魔師団「闇」を率いる隊長。 そして、クレアの親友であり、共に女王の名代『クリムゾンブレイド』としても有名である。
「はい、格の違いを思い知りました……」
 タイネーブは横たわったまま、己の上司に首を向けて言った。
「いやあ、タイネーブさんも強いですよ、十分」
「フェイト、アンタに言われてもねえ……」
「クス、そうですね」
 ネルとクレアは顔を見合わせて苦笑する。
「なんですか……二人とも……」
 フェイトは不服そうに頬を膨らませた。
「いやいや、まあ、看病するほどでもないが見てやってくれ」
「そうですね、今日一日安静にしていればいいでしょう。この子をお願いしますね」
 ネルの言葉に、クレアも同意して頷きフェイトに頼む。
「ええ。ありがとうございました、ネルさん、クレアさん」
 彼は二人にお礼を言うと頭を下げた。
「なあに、いいさ」
「そうですよ、では、これで」
 ネルがひらひらと手を振りながらドアを開けて、クレアと共に出て行った。

「……タイネーブさん」
「フェイトさん……」
 二人が出て行くのを見ていたフェイトは、その視線を、寝台に身体を横たえているタイネーブに戻した。
 傍の椅子に腰掛ける。
 そして。
「無理、しないで」
 そっと、その手を取る……。
「……えっ?」
 タイネーブは翡翠色の瞳を大きく見開く。
「心配なんです。あなたの事が……」
 ぎゅっと、両手で包むように握る。
 その行為にオレンジの髪をした彼女の頬が、うっすらと鮮紅色に染まっていく……。
「え、あ、あの……?」
「何か、その……、凄く気になって……」
 まるで、祈るような格好で握り締めた手に額を当てるフェイト。
「ふ、ふぇ……フェイト……さん……?」
「あ、あれ、ぼ、僕……、何をやっているんだろう?」
 はっ、とした表情で、フェイトは握っていた手を慌てて離す。
  「ご、ごめん」
「い、いえ……」
 妙に意識してしまって、相手の顔を見ていられないのか、二人は視線を逸らす。

 ……少しの時間が流れる。
 ときおりカタカタと、外を吹く冬の寒い風が部屋の閉め切った窓を揺らしていた。

「……あの」
 タイネーブはむくりと半身を起こしながら、沈黙を破り、フェイトに声を掛ける。
「あ、何です?」
「ありがとうございました……」
 そして、ぺこと頭を下げた。
「え?」
「私のわがままに付き合ってくださって……」
「そんなこと……、いつもお世話になってるし……、それに、君の事が好きだから、別に……」
「……え? い、今、何て……?」
 思わずタイネーブは何度も瞳を瞬かせて尋ねた。
「……!」
 指摘に気づいて固まる。
「フェイト、さん……、今なんて……?」
 リフレインの様に繰り返す。
「あ……、今のは、そのっ……!」
 視線をあさっての方に投げ、顔を耳まで赤めるフェイト。
 そして、座ったままクルリと後ろを向いてしまった。
「…………」
 そんな彼の背をエメラルド色の瞳でじっと見つめるタイネーブ。
 そして……
「…………」
「あっ……?」
 彼女はベッドから身体を起こし、背後からふわ、と抱きしめる。
 突然の抱擁に、慌てて首を後ろに向けるフェイト。その視線の先には、オレンジの髪が自らの背中に埋もれていた……。
「た……、タイ……」
「……何も言わないでください……、このまま……」
 タイネーブはフェイトの背に上半身を密着させたままで言葉を紡ぐ。

 とく、とく……、と。
 お互いの心臓の音、そして温もりが伝わってくる……。
 窓の外には歴史のように雪が降り始めていた……。

「…………」
 すっと、抱擁を解くタイネーブ。
「…………」
 フェイトも無言のまま、向き直った。
「…………」
「…………」
 お互いに顔を紅く染めて。
「……タイネーブさん!」
「あっ……」
 今度はフェイトが正面からタイネーブを抱きしめる。
「好きです……、貴女の事が……誰よりも……」
「……私も……です……、フェイトさん、貴方の事が……!」
 もう抑えられない、といった様に、思いの言葉が口から溢れ出る。

 ずっと、胸に秘めていた事、
 伝えたかった言の葉、
 愛しい思い……、
 全て、全て……。

 …………。

 しばしの間、無言のまま抱き合っていた二人。

「フェイトさん……暖かい……」
「僕も、暖かいです」
  「私、強くなりたかったのは、本当は……」
 フェイトの胸にすがりながら、タイネーブは言葉を紡ぐ。
「ん?」
「守りたいから。いつも、誰かに守られてたから……」
「…………」
「だから、もっともっと強くなって……、この国を、ネル様を、友人達を……、そして……フェイトさんを……守りたいんです……」
 タイネーブはそう言って、翡翠色の視線を、蒼い瞳に向ける。
「……嬉しいよ、タイネーブさん……。僕も、君を守るから……」
 フェイトはタイネーブを抱き締める腕と言葉に力を入れて。
「あっ……?」
「キス……、していいかな……」
 耳元で甘く囁く。
「あ、その……、は、はい……いいです……」
 その言葉にタイネーブは少し戸惑ったようだったが、やがて瞳を閉じた。
「ん……」
「ふ……」
 ふわり、と、互いの柔らかな唇が、そっと重なった……。
「……好きだよ、タイネーブさん」
 唇を離したフェイトの口から再度紡がれる愛の言葉が、時間が止まった部屋の時を動かす。
「あ、はい、私も……、あっ……」
 儀式のような行為が終わり、瞳をゆっくりと開いたタイネーブは窓の外に目をやり、小さく声を上げた。
「どうしました?」
「雪です……」
 タイネーブの言葉に、フェイトも窓に首を向けた。
「あ、本当だ。気付かなかったよ……」
「ええ……綺麗ですね……」
「うん」

 窓の外には絶え間なく空から降る冬の使者が白く世界を染めてゆく。
 想いを重ねた二人はしばし抱き締めあったままで、その光景を眺めていた……。


 外は冷たい風 曇り空の下で
 暖かな思いを告げた
 拙い話 儚い雪のように
 冬の弱い陽射しに溶けて……

 誰よりも愛しい人
 この腕の中に抱きしめて
 まるで降り注ぐ雪のように溶けてしまいそうな接吻を
 凍て付いた心さえ溶かすような抱擁を

 北風が吹く 土気色の世界で
 翡翠色の花が咲き誇る
 白い羽を撒き散らしたような空から
 青い光が優しく包むように見守って……

 誰よりも愛しい人
 どうかこの手を離さないで
 まるで太陽と月のように二人は踊る
 白く染まった大地の上で

 約束の雪が降り積もる
 足跡を隠すような そんな冬の妖精達
 約束の時よ降り積もれ
 重なりゆく、二人の想いを、思いだけを……

 同じ夢を見ていた 星の海の彼方で
 同じ時を重ねた 長い冬は明けて

 約束の雪が降り積もる
 白く染まりゆく 新たな世界で
 約束の時よ降り積もれ……
 重ね合わすのは互いの唇

 誰より愛しい人よ
 この腕の中に抱きしめて離さない
 まるで降り注ぐ雪のように溶けてしまいそうな世界で
 誓いの接吻を交わして……

 祝福の時が降り積もり
 光に満ちた世界が明け行く
 それは雪の様に零れ落ちた物語
 澄み切った冬空の下のストーリー……


−Fin−


執筆者:バイエルン発動機製作所